年賀状の宛名書き
子供のころ、長いこと年賀状は
かしこまって丁寧に書かなくてはいけないと思っていた
それというのも、小学生のとき
親父が年賀状の書き方を特訓してくれたから
思い出すのは病院で、たしか親父は腎臓かなんか悪くして
入院してた時
学校から帰ったらそこにいなくちゃいけなかったんだと
思うけど
年賀状を書く練習をさせられた
宛名書き
一文字一文字集中して書く
親父はじっと見ている
少しでも位置が悪いと厳しく怒られて
書き直させられた
あんまり注意されるから、もう次の文字をどこにどのように書くかも
自信がなくてロシアンルーレットみたいな気持ちで書いたっけ
それ以来、年賀状ってのは宛名を書く場所も決まっていて
すごく大変なものなんだと思った
それが馬鹿げたことだと知ったのは親父と離れた中学生の時
気楽に書いた友達の年賀状を見て、あ~こんなんでいいのかと
すごく驚いたのを覚えている
いつも注意されて怒られていた
だから今でも人にじっと見られて何かをするのは苦手なんだと思う
最近のコメント